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Chatwork、CrowdWorks、スタディスト、ユーザベースでSRE Lounge #2 を開催しました

こんにちは、ユーザベース SREチームでインターンをしております杉田です。 1/17(水)に始動したSRE Loungeの第二弾として、3/13(火)にSRE Lounge #2を開催しましたので、 今日はその模様を投稿します。

そもそも「SREとは?」といったことや、SRE Lounge開催の背景については、 SRE Lounge #1の記事に詳しく書きましたので、 ぜひご覧下さい。

今回も前回と同様に、

  • SRE取り組み事例の共有(情報交換・発信)
  • SREについて議論し、知見を深める

といったことを目的として開催しました。

開催日時

3/13(火) 19:00〜

開催場所

今回はChatWork様の東京オフィスをお借りして開催しました。 スクリーン付きのシアタールームがあったり、文字通り間近に東京タワーを眺めることが出来たりと、 とても素敵なオフィスでした。

ChatWork様のオフィス

会場の様子

参加企業

コンテンツ概要

  1. 各社の取り組み事例等の発表と質疑応答(各社20分程度)
  2. 発表を踏まえた座談会(30分程度)

ピザやChatWork様が提供して下さった飲み物で軽食をとりつつ行いました。

各社の取り組み事例等の発表と質疑応答

各社の発表内容を発表資料と共に以下にまとめます。

ChatWork様

マイクロサービスアーキテクチャを積極的に取り入れ、Kubernetes環境を運用しているとのことでした。 現在は新しいシステムはKubernetesで稼働させ、既存システムについてもKubernetesへ絶賛移行中とのことです。 また、サービスメッシュ(Envoy/Istio/Linkerd...)の採用検討もされており、非常に勉強になりました。 個人的には、技術負債(レガシー)をマイナスに捉えるのではなく、今までビジネスを支えてきた「レジェンド」なアプリケーションという風に敬意を持って呼ぶという点が心に刺さりました。

当日発表資料:microservicesとSRE (第2回 SRE Lounge)

www.slideshare.net



CrowdWorks様

Monitoringに対する取り組みとして、DatadogやAWS CloudWatch、その他周辺ツールの活用をしつつ、 さらにDatadogに連携するツールcyqldogを開発しているとのことでした。 また、Infrastructure as Codeの取り組みとして、ChefやTerraformを採用しつつ、 Terraformで作成したサーバーと、秘伝のタレ化したサーバーの差分を検出してくれるajimiを使って、コード化をスムーズにしているそうです。 OSSを活用するだけでなく、独自のソフトウェアを積極的に開発しOSS化している点は、弊社も見習いたいところです。

当日発表資料:SRE at CrowdWorks



スタディスト様

Monitoringでは、Fluentd・ElasticSearch・Kibanaの組み合わせやstackdriver・newrelicを、Infrastructure as CodeではAnsible・Serverspecを活用されているとのことでした。 さらに、組織的な取り組みとして、はてな様でも実施されているPerformance Working Groupという取り組みを行い、 SRE以外のチームメンバと計測数値や情報を共有し、議論する場を定期的に設けているとのことでした。 パフォーマンスを上げるためにSREだけで全ての範囲をカバーすることは難しく、SRE以外の開発メンバーの協力を必要とする機会は多々ありますので、こういった場を設けることは非常に大事なことだと思いました。

当日発表資料:デブサミ2018 で伝えきれなかった 快適なマニュアル作成共有を支えるSite Reliability Engineering



ユーザベース

ユーザベースの発表は今回で2回目なので、焦点を絞って日々発生するデータエラーについてどんな取り組みをしているか紹介しました。弊社が提供しているSPEEDAのプロダクトの要はデータです。一言にデータと言っても多種多様なデータの種類・形式を取り扱うため、データの抜け漏れやデータ同士の競合など考慮すべき点は多くあります。これをエラーが発生してから対応するのではなく、SREとしてvalidationを高度化し、先手を打つための仕組み作りについて発表しました。

当日発表資料:SRE Lounge#2 UZABASE



まとめ

形式は前回と同様ですが、発表後の懇親会の中で、各参加企業の

  • 異なる規模やSREとしての体制・内部事情
  • SREとして取り入れているノウハウ
  • 目指そうとしているSREのあり方

といったことをざっくばらんに共有し、議論する場を設けたことで、知識はもちろんお互いの交流を深めることが出来、非常に密度の濃い勉強会となりました。

SRE Loungeは、今後も継続して開催する予定ですので、もし興味を持ってくださり、参加を希望される企業の方はこちらまでご連絡ください。

集合写真

今回参加したユーザベース SREチームメンバー

仲間募集!!

ユーザベースSPEEDA SREチームは、No Challenge, No SRE, No SPEEDA を掲げて業務に取り組んでいます。
「挑戦しなければ、SREではないし、SREがなければ、SPEEDAもない」という意識で、日々ユーザベースのMissionである、「経済情報で、世界をかえる」の実現に向けて邁進しています。

少しでも興味を持ってくださった方はこちらまで

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