UB Researchの高山です。
先日開催された人工知能学会JSAI2024に株式会社ユーザベースとして参加してきました。
UB Researchは「あらゆるデータを”活きた経済情報”として利用可能にするAI研究所」として去年から活動しており、人工知能学会は去年に引き続き2回目のスポンサー&参加となります。企業研究所としての研究アウトプットを継続的に出すことは目標の一つとして掲げていますので、スポンサーブースだけではなく発表もできたことを光栄に思っています。
弊社のリサーチャーである田村と野中がポスターセッションをおこないました。
それぞれ以下のページで公開されています。
- 山内 洋輝, 田村 光太郎, '金融・証券記事における表構造を含んだテキストに対する組織名抽出', 第38回 人工知能学会, May 2024
- 野中 賢也、田村 光太郎, '大規模言語モデルによるデータ拡張を利用した文章タグ付けタスクの距離学習への転換', 第38回 人工知能学会, May 2024
一つは以前から取り組んでいるニュースの固有表現抽出について、証券記事の中に出てくる証券コードのようなケースに対応する研究で、こちらはインターン生による成果です。
もう一つは、文章へのタグ付け問題ですが、タグが何千個もあるようなケースでは分類問題として解くことは難しいため、ベクトルの距離を使うという話なのですが、ベクトルを作るための文脈をリッチにするために、タグだけではなく「タグの説明文」を生成AIで作るという研究です。(特許出願番号2024-077601)
過去の取り組みについてはこちらもご覧ください。
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