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新卒エンジニアとして入社し、「第50回Elasticsearch勉強会」で初めて社外発表してきました

こんにちは。NewsPicksの崔(チェ)です。文系から情報系の大学院に進学し、NewsPicksにエンジニアとして新卒入社しました。現在は Data / Algorithm チームに所属しております。約1年前から検索エンジンの開発などを担当することになり、テックブログにもいくつか記事を書かせていただきました。今年の上半期に書いた「Elasticsearch の reindex をするために試行錯誤して分かったこと」をもとに、「第50回Elasticsearch勉強会」で初めての社外発表をしてきました。

tech.uzabase.com

今回はそのレポートを書いてみようと思います。新卒としてエンジニアになろうと思っている方、全文検索関連の勉強会にご興味のある方、初めて社外発表しようと思っている方、その他皆さん、もしご興味がございましたら是非読んでいただけるとうれしいです!

「Elasticsearch勉強会」とは

「Elasticsearch勉強会」とは、Elastic社アクロクエストテクノロジー株式会社が共同運営する勉強会です。今年で7年目に突入したそうです。参加や発表の申込み、勉強会に関する案内などについては以下のMeetUpのページからご確認いただけます。

www.meetup.com

この勉強会では、主に全文検索やリアルタイム解析システムであるElasticsearchについて情報共有が行われております。

勉強会の流れ

一回の勉強会に付き、3-4名が発表をします。一人に与えられる時間は15-20分で、質疑応答はその後に行います。発表者に対するリアクションや質問などは、ツイッターで#elasticsearchjpのタグを付けてつぶやくようにしており、昔の発表資料や当時の質問などがツイッター上に保存されております。よりインタラクティブに発表したい方はツイッターを見ながら発表するといいかもしれません(私は発表することに精一杯でできませんでした)。

発表テーマは色々あり、各社の使用事例の紹介や機能紹介などを含め、「**を実験してみた」「**を使ってみた」「**したい」など自由に発表できます。また、Elasticsearchだけに限らずKibanaやLogstash、Beatsなどを素材にすることも可能です。

当日の発表内容

冒頭に貼った記事(「Elasticsearch の reindex をするために試行錯誤して分かったこと」)をもとに発表資料を作りました。お話ししたいことが多く、ポイントだけ載せたつもりでも、発表に20分程度かかるスライドを作ってしまいました。ブログの記事とは少し構成を変え、以下のような流れでお話しさせていただきました。

  • 自己紹介
  • やりたかったこと
  • Elasticsearchの構成
  • Reindexとは
  • Reindexの実験
    • 実験1)template を変更せず既存 index をそのまま reindex する
    • 実験2)template を修正し replica は持たさず reindex する
    • 実験3)template を変更し replica を持たせ reindex する
  • 実験でわかったこと
    • 得られた4つの知見
    • reindex 時に発生する付随作業、気をつけること

ご興味のある方は是非以下のスライドと勉強会の録画映像をご覧ください。もとになるブログの記事も読んでいただけると幸いです!

speakerdeck.com

www.youtube.com

感想

発表準備について

もとになる記事があったので、ポイントになる内容だけに絞ったスライドを作り、発表し、共有したら終わり!とばかり思っておりました。しかし会社の名前を掛けて社外で話すとなると、更にやらないといけないことがありました。1)スライドは会社のオフィシャルのものを使う。2)コーポレート側に資料共有などに関して確認してもらう。

1)に気づかず会社のロゴを貼ったスライドを独自的に作っていたのですが、ロゴ・用語・スタイルなどを統一するために予め用意されたテンプレートが存在し、それを使う必要がありました。在籍している約3年間、対外発信するチャンスも必要もなかったので気づけませんでした。もし、私のように独自のスライドを作ってしまった方は、一度ご確認頂く必要がありそうです!

また、スライドをどう共有すればいいのか、その方法がとても気になっていたのですが、「最近は Speaker Deck を使っている人が多いです」とアドバイスを頂き、無事メインストリームに乗ることができました。言われてみると、ツイッターに共有されたスライドのほとんどが Speaker Deck から共有されたものなので、「確かに」と思いました。今回の発表を機に技術的な側面以外にも学びがありうれしい限りです。

発表について

2022年の下半期のゴールの一つとして、社外で発表することを掲げておりました。目標達成です!
ブログの記事を下半期に一個以上書く、という目標もこれで達成できるので、また目標達成です!

もちろん、これを最初で最後の発表にしたいわけではなく、何でも最初の一歩を踏み出すことが大変だと思うのですが、勇気を出してその一歩が踏み出せた自分が偉いのです。
研究室にいた頃も内部勉強会で発表する機会は何回かありましたが、あまり積極的ではありませんでした。大学では文系学生でしたので、あまり詳しくない領域の内容を詳しそうに言える自信もなく、その内容に詳しい人達の前で間違った内容を話すかもしれないというのが怖かったのです。なのに自分から進んで応募したのですから。

応募までの経緯としては、目標達成のためという理由もありましたが、「第49回Elasticsearch勉強会」を見ていると、初めて知る内容ばかりで、しかもそれをNewsPicksの検索システムにも適用できるのではないかと考えていたら、楽しさで興奮してしまい「私も是非混ぜてくれー!」という気持ちが湧いたから、という理由もあります。私もそういうワクワクする話ができたでしょうか。

「Elasticsearch勉強会」は気軽に話せる場になっているので、そこまで緊張する必要はなかったのかもしれませんが、今回の発表、予想以上にかなり緊張しました。なので、勉強会が終わってからは何をどう喋ったのかも思い出せず、ちゃんと伝わらなかったんじゃないだろうかと、とても心配をしておりました。録画された映像を見ると、思いのほかよく話せているように見えました。2-3日仕事終わりに練習して全然そのとおりに話せなかったのですが、甲斐があったようです。今度の発表ではより気楽に話せればと思います。

そして、いつもベテランの皆さんは、私がお話しする内容くらい当然ご存知だろうと思い、気が引けるのですが、ツイッターで質問されたり、アドバイスいただいたりすることで、全くそれを心配する必要はないことに気づきました。実は既に上司から「むしろ歓迎されますよ」と勇気づけられていたのですが、やはり直接経験することが大事ですね。頑張って遂行したタスクですし、直接やってみないと得られない知見もあると思い切って、堂々と発表できるようにしていこうと思います。

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