Rust で Clippy の簡単導入!

こんにちは、Uzabaseエンジニアの斎藤です。 私たちの開発しているプロダクトでは、最近 Rust を使うことが増えてきました。

今回はそんな Rust の開発の効率をアップさせる Clippy の紹介です。 既に知っている方も多いかもしれませんが、もし「まだ使ってない」という方がいれば是非試してみてください!

開発チーム情報

使用頻度 : 導入後はClippyから指摘されている部分のあるファイルを触る度に修正している
メンバーのRust使用歴 : 3ヶ月〜半年

Clippy とは

Rust の標準の linter(静的解析ツール)です。 解析によって、コード内のフォーマットや正しい書き方を提示してくれるため、 より統一的で無駄のない Rust のコードへブラッシュアップしてくれます。

Clippy の導入

下記コマンドでインストールし、

rustup component add clippy

実行は↓でできます。

cargo clippy

vscodeを使っている場合は rust-analyzer で clippy を設定しておくと捗ります。

Clippy の効果

こちらは Clippy 適用前のコード。黄色いラインで警告が出ています。

mapを使って書いたほうが良いよ、という旨のメッセージが出ていますね。

適用後はこちら。大分スッキリしたのが分かりますね!

こういったもの以外にも様々なコードへのヒントを提示してくれるので、 開発しながら新しい書き方、適切な書き方を学ぶことができます!

まとめ

Rust に限らず、静的解析によってより良いコードの書き方を知ることができ、 勉強にもなるしコードの見通しもよくなることは多いです。 導入も簡単だと思いますので、是非みなさんの使っている開発言語でも導入してみてはいかがでしょうか。

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