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Slackを全社導入したので、社内向け利用マニュアルを公開してみた

はじめまして。ユーザベース Cultureチームの木村です。先月、インターンとして入社し、就職活動と二足の草鞋でやっています。

今回、ユーザベース全体として「Slack」の全面導入が決まりました! これまで、社内でのチャットコミュニケーションはチームごとにLINE・チャットワーク・Skypeを使用し混在していましたが、今後はSlackに統一をしていきます。

全社導入時に使用したSlackのご紹介簡易マニュアルを公開します。Slackが気になっていた方や初めて知る方に、他のコミュニケーションツールと違う点についてお伝えしたいと思います。

What’s Slack?


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Slack(スラック)は、スチュワート・バターフィールドによって開発された、チームコミュニケーションツール。2013年8月に公開され、公開から24時間以内に8000の顧客にサインアップされた。現在Slackは世界中で急速に普及しており、1日に利用するアクティブユーザー数は125万人で、有料会員が37万人(2015年9月時点)。利用者数は90日ごとに倍増するペースで伸び続けている。

ざっくり言えば、「ビジネス用途のLINE」です。
メールで堅苦しくやり取りをするよりも、チャットツールで簡単にコミュニケーションをとる方が、精神的にも楽ですし、効率的ですよね。LINEはプライベートと混同されてしまうし・・というわけで、Slackになりました。
ですが、チャットワークを始め、数ある企業向けコミュニケーションツールの中から、どうしてSlackが選ばれたのか?
ということで、以下にSlackを利用する5つのメリットをあげてみました!

Slackのイケてる点

  1. 情報の抽出が簡単&網羅的

    検索機能で、チャンネル(LINEのグループチャットの概念)をまたいで、過去ログ全ての検索ができます。
    また、ファイルやまとまった文章を投稿するPost機能は、それ自体にコメントをつけることができるので、返答や意見が一か所にまとまりやすいです。Postは複数人での共同編集にも対応しています。

  2. 連携できる外部サービスが豊富

    Slackと言えば拡張性。例えばGmailからメールが来たらSlackに通知され、そのままSlack上で内容の確認ができるなど、あらゆる通知や情報がSlackを見るだけで確認ができるようになります。TwitterやRSS、Google Calendarといった一般的なサービスから、GitHubなどエンジニア向けのサービスまで、幅広く連携することができます。

  3. UIがシンプルでスタイリッシュ

    個人的な好みにはなりますが、とにかくお洒落でシンプル。洗練されたUIは、SPEEDAと共通する部分があるように思えます。コミュニケーションツールは毎日使うものですので、やはりごちゃごちゃしたUIよりも、シンプルで分かり易いものの方が捗ります。

  4. 各端末用のアプリがある

    ブラウザ版の他、Mac、Windowsのデスクトップ版、iOS、Androidのアプリ版もあり、いつでもどこでも使うことができます。

  5. 各種コードをアップロードできるsnippet機能がある。
    この点が、とりわけエンジニアライクな設計になっています。Tech Blogということで、少し詳しくご説明します。

    左上の入力画面にコードの名前を打ち込み、右上のプルダウンでコードの言語種類を選ぶと、中央のプログラムコードが色付けされたり、自動でインデントがつけられます。

    実際に投稿すると、このように見えます。これまで、他のチャットサービスでコードをベタ貼りしていた時と比べて、かなり見違えると思います。色付け、インデントに加えて行番号も書いてあるため、他のエンジニアとのコミュニケーションもとりやすくなっています。


    投稿されたSnippetには、Post機能と同じようにコメントを付けられるだけではなく、検索でコードやコメントの中身まで引っかかります!


    ちなみに、これは「in:helloslack during:2016 helloWorld」と検索しており、『「helloslack」チャンネルの2016年に投稿された中で、helloWorldの文字列が存在する』メッセージもしくはファイルを抽出しています。

How to Slack

1.コミュニケーション

Slackでのコミュニケーション方法は、以下の3通りです。
・メンバー全体に特定の情報を送信する「チャンネル」
・個々のメンバーに向けた「ダイレクトメッセージ」
・特定のメンバーのみが閲覧できる「プライベートグループ」

1-1.チャンネル

チャンネルとは、関連する話題を部屋別に分ける機能で、LINEのグループチャットと同じようなものです。ただし、このチャンネルに表示している内容は、Slack全体に共有されるので、チャンネルに参加していない人でも自由に閲覧することが可能です。(チャンネルに参加していないメンバーは、発言することはできません。)

【新規チャンネル作成】
新規チャンネルは「CHANNELS」の「+ボタン」をクリックして作成をします。お好みのチャンネル名と招待したいメンバー(後からでも追加可能)、チャンネルの説明をいれたら、「Create channel」をクリックしてください。

+ボタンの左にある「CHANNELS」からは既存のCHANNELを検索することができます。

【チャット】
通常の会話は、チャットツールと同様でテキストを入力し、Enterで送ることができます。編集したい場合には、テキスト入力欄の右に「・・・」がでますので、そこから「Edit message」で編集してください。

コメントにPinやStarを付けて、後から見やすくすることもできます。

【メンション】
投稿時に、以下のコマンドを入力すると、特定のユーザー名を記載したメッセージが送れるようになります。初期設定では、メンションのみがポップアップ通知されるようになっているため、これを使うことで相手にメッセージが伝わりやすくなります。
@username → 特定の個人へのメンションは、@を入れて一覧の予測変換より選択出来ます。
@everyone or @group → チャンネル関係なく、全てのメンバーへのメンション
@here → オンラインのメンバーへのメンション
@channel → チャンネルのメンバー全員へのメンション

【ファイル共有】
テキスト入力欄左部の+ボタンから、「Upload a file」、もしくはドラッグアンドドロップで、テキスト入力エリアに画像やファイルを持ってくると、アップロードが可能です。gif・jpg・png・pdf・textなど、どんなファイルでも送ることができます。

1-2.ダイレクトメッセージ

ダイレクトメッセージは、名前の通り直接連絡のやり取りができます。 一対一の会話なので、他の参加者が内容を確認することはできません。

画面左部「DIRECT MESSAGES」からユーザーの検索ができます。

1-3.プライベートグループ

プライベートグループは、チャンネルとほぼ同じ機能ですが、このチャンネルに書かれた内容は参加メンバーのみに共有され、同じチーム内でも閲覧はできません。クローズドな環境なのでサプライズ等の計画に使えそうです!

通常のチャンネル作成と同様、「CHANNNELS」の「+ボタン」から作成画面へ →上部の「Public」タブをクリックすると「Private」となります。

2.別アプリとの連携

【Google Driveとの連携】 Google DriveとSlackを連携しておくと、Google DriveのファイルURLをSlackに貼り付けた際に、Slack上にファイルとして認識される(検索対象になる) ようになります。スプレッドシートなどを頻繁に触る方は設定しておくと、Slack内から検索できたり、直にファイルが開けたりしてとても便利になります。

画面左部の自分のユーザーネームをクリック
→右部「Account」をクリック
→左部「Configure Apps」をクリック
→一覧から「Google Drive」をクリック
→「Authenticate」から連携許可


URLではなく、ファイル形式で表示されるようになった上、Slack上でコメントを付けられるようになりました!

感想

長々と書いてしまいましたが、何か一つでもご参考になるものがあれば幸いです。スラッシュコマンドやPin機能など、Slackにはまだまだ可能性が秘められております。皆さまもぜひお試しください。
私個人としても、全社へのSlack導入のお仕事をいただいてから、半信半疑で使い始めたのですが、今はすっかりSlackの虜です。連携サービスやチャンネルの運用を駆使して「社内のコミュニケーション全てをSlackで完結させる」と考えはじめたら、もうワクワクの極みです。
そして就活生である身としては、Slackを全社的に有効活用させて「はい!私は、インターン先の企業において、社内コミュニケーションの活性化に尽力しました!」的なことを言えるようになりたいものです。

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