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NewsPicks の開発者として、Observability Conference 2022 by CloudNative Days で登壇しました

はじめに

こんにちは! NewsPicks の Web Product Unit のイイダユカコ( @becyn )です! 普段は同 Unit で Next.js TypeScript GraphQL API などを扱っている開発者です。 (【宣伝】Podcast「Meet UB tech」で MC もさせていただいてるので、是非ご視聴ください 📻)

この度、2022年3月11日開催の Observability Conference 2022 by CloudNative DaysNew Relic 社の清水さん ( @photographed on Twitter ) と登壇させていただきました。どちらかというと「SRE」の文脈に強い参加者の方が多かったイベントだと思っています。そのような中で「開発者」として Observability(以降、o11y)というトピックを通じてNewsPicks の開発文化や我々が o11y 注目し今に至った理由を紹介させていただきました。

https://event.cloudnativedays.jp/o11y2022/talks/1383event.cloudnativedays.jp

本投稿では、そこで共有させていただいた内容についてポイントをかいつまんでお伝えできればと思います。

Observability Conference 2022 by CloudNative Days について

Observability Conference 2022 by CloudNative Days は、今回が第1回目となる Observability (可観測性)に特化したカンファレンスです。主催の CloudNative Days の名前を聞くとご存知の方も多いと思います。

event.cloudnativedays.jp

当時の Twitter の盛り上がりを以下のハッシュタグから辿れると思います。他にも興味深いアーカイブ動画があるので、是非一緒にご覧になってください。

https://twitter.com/search?q=%23o11y2022&src=typed_query&f=livetwitter.com

登壇内容

今回 NewsPicsk の Web Product Unit のメンバーから見た o11y に取り組む理由とその具体的内容を『NewsPicks のプロダクト開発エンジニアが実践する スキルとしての SRE』というタイトルで登壇させていただきました。

現在は残念ながらアーカイブ視聴不可となっているのですが、もしご興味ある方は登壇に用いた資料をアップロードしましたので、以下の URL を参照ください。

www.slideshare.net

(独断と偏見に満ちた)大事なポイント

この中で話した内容としてのポイントは以下です。

  1. 開発者が o11y と密接になることで、「ユーザーに価値を届ける」ことがよりスピーディで質高く行うことができる
  2. 開発環境、試験環境、本番環境で o11y を用いることで「わからない」を減らし、安心感を増す
  3. o11y 向上を図ることで、過去の状態を知ることで、現在をより正確に把握でき、さらに未来のプロダクト開発に繋げることができる

上記に記載したことが「あ、わかるわかる」という方には耳タコかもしれませんが、少しだけそれぞれのパートに対して付け加えさせてください。

開発者が o11y と密接になることで、「ユーザーに価値を届ける」ことがよりスピーディで質高く行うことができる

NewsPicks の開発現場では、「自分の領域」に閉じて開発を続けることをしません。 もちろん、得意分野や個人の意志が強い部分についてはどんどん伸ばす機会を提供しますが、 それ以上に「今、ユーザーにとって価値あるものは何か?」を考えながら開発に取り掛かっていると思います。 我々にとって、自身が開発した箇所に関して「本当にユーザーに届いたか」を知ることは関心のあるポイントです。 o11y はそれらを可能にし、また共有することも容易にでき、何か不具合や改善点を見つけてもスピーディに対応できるため、プロダクトの質を高める作用を持っています。

開発環境、試験環境、本番環境で o11y を用いることで「わからない」を減らし、安心感を増す

NewsPicks では、o11y ツールである New Relic One を本番環境だけではなく、開発環境や負荷試験などの試験環境にも導入しています。 「負荷試験はクリアしたけど、どうしようもない負荷がきた時、うちのプロダクトはどうなるんだろう」と不安に思う開発者も多いと思います。 いざという時にどうなるのかを観るためにも、o11y ツールを活用しています。

o11y 向上を図ることで、過去の状態を知ることで、現在をより正確に把握でき、さらに未来のプロダクト開発に繋げることができる

開発におけるあらゆるフェーズでの不安は「過去どうあり、どんな変更を加え、今がどうで、未来どうすべきか」を観ることで幾分も解消されます。 私たちはそれを解消したいからこそ o11y 向上を目指しました。

具体例については、当日のスライドで共有しているので省略しますが、「わからない」の不安はやはり知るしかないんだと痛感できます。

おわりに

ここまで読んでくださった方、また当日視聴していただいた方、ありがとうございました! Twitter 上で反応ツイートしてくださった方、いいねや RT をしてくださった方も、盛り上げてくださりありがとうございます! 我々が o11y を通して痛感した「プロダクトを観ること=プロダクトを知ること」の気づきを少しでも共有できたなら幸甚です。

これからも o11y 向上を図り、よりスピーディにユーザーへ価値を届ける質の高いプロダクト、組織であり続けたいと思います。 もしこういった取り組みに興味のある方がいらっしゃったら、是非カジュアル面談やりましょう!お待ちしております!

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冒頭でも宣伝した通り、 UB Meet Tech で Podcast の配信を行なっています 🎉 次回 o11y 回も配信予定なので、興味のある方は是非ご視聴ください。 open.spotify.com

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