こんにちは。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」で検索システムを開発しております崔(ちぇ)です。
Search Engineering Tech Talk 2024 Springに登壇し、「検索失敗率のモニタリングから改善まで」というテーマで発表しました。
Search Engineering Tech Talk(検索技術勉強会)は、検索エンジンそのものよりも検索自体や検索システムにまつわる技術や手法を共有する勉強会です。
発表
「検索失敗率モニタリング」は、2021年末頃から本格的に始めた施策で、今も続いています。
NewsPicksは、とにかく良質のコンテンツ(記事、動画、コメントなど)に出会ってこそ「ずっと使いたい」サービスになると思います。検索周りのモニタリングできる数値として、「検索速度」や「検索結果の表示件数」などがありますが、その中でも「検索失敗率」を最も追っているのは、ちゃんとユーザの皆さんに価値が届けられているか確認するためです。
発表内容の詳細につきましては、以下のスライドをご覧ください。
感想
今回の発表はLT枠(10分)だったので時間は短めでしたが、私のはじめてのオフライン登壇でした。
オンラインなら、以前Elasticsearch勉強会で一度発表したことがあります。ご興味ある方は以下の記事も一緒に読んでいただけると幸いです!
発表にエントリーする前は、検索周りの深い技術話ができないと発表できないと思い込んでいました。この界隈で最近はやっているのは「RAG(検索拡張生成)」や「Vector検索」など機械学習を用いた改善話だと思いますが、私は全く手掛けていないからです。
すると、チームのメンバーから、ユーザの課題を解決するための施策についてならどこでも共感でき、難しい技術話じゃなくても興味を持ってくれると背中を押してくれました。実際、発表時には私の想像より盛り上がり、発表後の懇親会でもたくさん質問され、「発表して良かった!」と思っています。
また、普段会えない同じ課題が共有できるいろんな方々と出会えたことが嬉しいです。
この勉強会は3ヶ月に1回くらいのペースで開催される予定らしく、ご興味ある方はこちらから発表の応募をしてみてはいかがでしょうか。
これからも頑張って検索周りの改善をしていき、アウトプットしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!