オンボーディング体験記

初めましてこんにちは!

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」プロダクトエンジニアの 寺坂 です。

2024年5月に中途入社して4ヶ月が経ちました。
だんだんと会社にもチームにも慣れてきたぞ!、ということで、今回は私のオンボーディング体験をご紹介します。

私とオンボーディング

私にとって、今回が初めての転職となります。
これまではずっと受け入れる側の立場にいたので、改めて逆の立場になってみると、

「最初ってこんなに分からないものだったのか」

という想像以上の戸惑いと驚きがありました。 特に、会社の価値観や文化面の違いは新鮮な刺激として楽しみつつも、歯車を噛み合わせていくためには自分の中で十分に咀嚼する必要性を感じました。

そして、その過程を支えてくれたのがオンボーディングだと実感しています。

ここで全てを紹介することはできませんが、「会社」の文脈におけるオンボーディング全体像と感じたことを書いていきます。

オンボーディングカリキュラム

入社から3ヶ月の間、オンボーディングカリキュラムが続きます。

初月にしっかりとインプットする時間が設けられていて、会社の文化や業務にいち早く慣れられるように配慮されています。また、2ヶ月目や3ヶ月目にも、実際の業務を通じて得た経験を噛み砕くコンテンツがあるので、入社〜数ヶ月の間は伴走するような構成となっています。

  • 1ヶ月目
    • 同期とのコミュニケーション
    • 勤怠、手続き、業務ツール
    • コンプライアンスやセキュリティ
    • パーパス、バリュー研修
    • 事業の概要理解
    • 会社の歴史や成り立ち
  • 2ヶ月目
    • 個人パーパスワークショップ
    • CEOと直接対話の機会
    • 自身の現在地点や悩みの解消
  • 3ヶ月目
    • バリューのさらに深い理解
    • 締めくくり
  • 適宜
    • Slackや1on1でのフォローアップ

ユーザベースでは、パーパス・バリューがとても大事

印象的だったのは、パーパス・バリューに関する研修が複数回にわたって用意されていた点です。

1ヶ月目のパーパス・バリュー研修では、CEOの稲垣さんが立ち上げ期からの今までのエピソードを通して、なぜ今のパーパス・バリューがあるのかを聞きました。ここで語られる当時の原体験は聞くだけで面白かったですし、背景や思想に共感したことで、とても納得感が得られました。

2ヶ月目には個人パーパスワークショップがありました。

「あなたの人生で最も大きな決断は?」
「価値観を最も大きく変えた経験は?」

といった、価値観を深掘りする質問に答えながら、それを他の人と共有して質問し合う時間でした。

ユーザベースのバリューに、自由主義や異能は才能といった言葉があるのですが、個人の価値観や意思を尊重する姿勢を読み取ることができます。 今回のようなあえて個人にフォーカスを当てたパーパス研修があることに、社員一人一人を尊重して応援する姿勢を感じました。

選考フローで価値観のフィットを見るためだけの面接があったりと、ユーザベースがパーパス・バリューを大事にしていることは事前情報として知ってはいましたが、いざ入社して中に入ってみてもその印象が変わらなかったので、言葉だけではなく実態として本当に大事にしているのだな、と感じました。

(ホームページの資料でもパーパス・バリューについて言及されています) speakerdeck.com

オープンコミュニケーションと風通しの良さ

まだ入社して間もない身ですが、ユーザベースの組織はオープンでフラットだと感じています。
その文化を作っている要素の一つが「オープンコミュニケーション」という考え方で、その観点での研修も用意されていました。
ここでのオープンコミュニケーションとは、具体的・直接的な対話を正直に交わすことで、社内では「景色の交換」と言われたりもしています。

前述した個人パーパスワークショップもオープンコミュニケーション体験の一環でしたが、自己開示を通じたやり取りは新鮮で清々しいものでした。
自分の内面を人に伝えることに若干の気恥ずかしさもありましたが、それを受け入れてもらえる感覚は新しいもので、自己開示を通じたコミュニケーションの魅力を感じました。

2ヶ月目にはCEO佐久間さんとグループで対話する機会が設けられていました。 経営に携わる方と直接対話できる機会にドキドキしながら臨みましたが、事前の質問項目に対して等身大の正直な回答で会話が進んだので、とても和やかでした。
この対話を通じて、佐久間さんの人柄を知ることができましたし、会社の方向性や価値観をより深く理解することができたので、とても有意義な時間でした。

オープンコミュニケーションについては、以下のnote記事により詳しく書かれているので、こちらを見るとより具体的なイメージを持っていただけるのではないかと思います。 note.com

とても手厚い1on1

最後は1on1についてです。
NewsPicksで取り組んでいる1on1を含めると、頻度はそれぞれ異なりますが、入社後しばらくは計6つの1on1があります。

  • 所属組織リーダー陣との1on1 x 3
  • CTOとの1on1
  • コーポレートメンバーとの1on1
  • 他チームメンバーとの1on1

前職で1on1を実施していたときに、人数に比例して時間と労力がそれなりにかかってくることを感じていたので、これだけの1on1を実施されているサポート体制にとても驚きました。

入社直後は会社やチームに対する理解が浅く、視野が狭くなりがちです。
そんな窮屈さを感じる時期に、様々な立場の方と1on1を通じて対話できることは、私の視座や世界を広げる機会になっていました。

これらの1on1で「入社後にギャップを感じていないか」など、きめ細やかな配慮もいただいたので、何かに困っても相談できる場があるという安心感も得られました。

まとめ

ユーザベースのオンボーディングには、業務に必要な知識研修ももちろんありました。
しかし、それ以上に印象的だったのは、文化や価値観の理解に重点を置いたカリキュラムと手厚いサポートでした。

まだまだ知らないことも多く、学ぶべきことがたくさんありますが、それでもオンボーディング期間を経たことで、チームメンバーとの目線合わせや自走に向けた土台ができあがってきたことを実感しています。

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