こちらの記事は以前にNewsPicks Tech Guideに投稿された記事をインポートしたものです。元の記事はid:yossiyossi923によって書かれました。
こんにちは!
NewsPicksのデザイナーの吉川です。
ニューヨークで開催された『AWWWARDS conference 2019』に参加してきました。
世界最大級のWebデザインアワード「AWWWARDS」
AWWWARDSカンファレンスは、世界最大級のWebデザインアワード「AWWWARDS」が主催するUI/UXデザイナーやweb開発者向けのデザインカンファレンスです。過去に、ニューヨーク、アムステルダム、パリ、ロンドン、ロサンゼルス、サンフランシスコで開催され、ニューヨーク、そして2020年1月に東京での開催が予定されています。
https://conference.awwwards.com/new-york/ conference.awwwards.com awwwards.com
ちなみに昨年はこんな様子。
今年もYoutubeで動画をアップするとのことですが、いち早く当日の様子をお伝えします!
世界最先端のデザイナーが集結
西海岸のシリコンバレーに対し、東海岸のシリコンアレーとして独自の成長を遂げているニューヨーク。Googleがニューヨークに10億円をかけ新オフィスを建設予定になっているなど一層盛り上がりを見せています。
スピーカーは錚々たる面々。世界有数のテクノロジー企業の責任者や前線で活躍するトップデザイナーたちがこれだけ会する機会は滅多にないのでは...? もちろんそこにはイケてるスタートアップのクリエイターたちが参加するはず...! 前夜は興奮して眠れず、集合時間は8時30分なのに朝5時起き...。
DAY1(Sep.26)
- Airbnb / Molly Ni - リードデザイナー
- Goldman Sachs / Tomer Sharon - ユーザーリサーチ責任者
- Conde Nast / Sophie Tahran - UXライター
- InVisionApp / Pablo Stanley - リードデザイナー
- Squarespace / Satu Pelkonen & Tom Sears - クリエイティブディレクター&デザイン責任者
- Build in Amsterdam / Daan Klaver - 創業者
- Fjord, part of Accenture Interactive / Munawar Ahmed - プロダクトデザイナー
- The Mill / Rama Allen - クリエイティブディレクター
- B-reel / Pieter Konickx & Suchi Ahuja - アートディレクター&クリエイティブ
- Etsy / Lyanne Dubon - クリエイティブディレクター
- Mailchip / Holly Tiwari - プロダクトデザイナー
- Adobe / Scott Belsky - 副社長
DAY2(Sep.27)
- Scholastic / Sabrina Hall - アートディレクター
- Anton Repponen & Irene Pereyra / Anton Repponen & Irene Pereyra - UX&インタラクティブデザイナー
- Fantasy / Jackie Black & George Kvasnikov - UXデザイナー&リードデザイナー
- Smashing Magazine / Vitaly Friedman - 創業者
- R/GA / Jennifer Vano & Ryan Atkinson - クリエイティブディレクター
- Stink Studios / Arnaud Tanielian - テクニカルディレクター
- Mediamonks / Maggie Brennan - ストラテジーディレクター
- The New York Times / Graham McDonnell - クリエイティブディレクター
- Jam3 / Jordan Cuddy & Kaitlyn Greer - エグゼクティブプロッデューサー
- InVision App / Stephan Gates - ヘッドデザインエバンジェリスト
- AREA17 / Hannah Kreiswirth - クリエイティブディレクター
- The Futur / Chris Do - 創業者
ニューヨーク会場でのカンファレンスグッズ!
会場内のモニターやスライドも統一されています。ここでしかもらえないグッズはとっても貴重◎
👯👯👯☕ #awwwardsCONF pic.twitter.com/GiXYgZWrMr
— Yoshi🥛 (@yossiyossi923) 2019年9月28日
見渡してみると参加者に若手はあまり見当たりませんでした。年齢層は20代後半から30代。(みんな年上に見えるだけ...?)
女性と男性はちょうど半分くらいで、ニューヨーク以外から来た人が3、4割、アジア人は全体の1割ほどでした。また、デザイナーは2割ほど、ジェネラリストは3割ほど。(司会者からの質問の対して手を挙げた数で出した概算です)
司会は当日のスピーカーでもあるSmashing Magazine創業者のVitaly Friedman。システムトラブルも多かった今回、走って舞台に戻りスピーカーと会話をして開始までの間を繋ぎ、彼のユーモアのある話術でカンファレンスを終始盛り上げてくれました。
そしてFriedmanの挨拶でキーノートが始まり、各スピーカーが様々なテーマでUI/UX、web開発に関する思考やノウハウをプレゼンしていきます。目の前で繰り広げられるプレゼンテーションは圧巻でした。言葉のセンス、身体の動きや表情、笑いエッセンスは欠かしません。
トークの内容はデザインについての様々な視点で異なり、「行動経済学」「UXライティング」「ユーザー分析」「ブランディング」や「自主制作とクライアントワークを両立するための仕事の受け方」「デザイナーの働き方」についてなどどれも面白いものばかり。「デザイン」という巨大なテーマには知り尽くせないほど興味深い思考の発見があります。
ニューヨーク会場はスピーカーが登場・退場するたびに大きな拍手と、時に指笛や歓声が起きるほど大盛り上がりで、日本ではあまり感じたことのないウェルカムな雰囲気でいっぱいでした。トラブルが起きても気にしない様子で自然と笑いが起き、何事もなかったようにキーノートが再開します。参加者もカンファレンスの空気を作っているのを感じました。
まとめ
初めてのニューヨーク、そして初めての海外カンファレンスを体験して、言語の壁を感じさせないくらいに、多様性が日常的に受け入れられていることや「デザインが好き」という共通項でつながっていることで、一体感のある空気感がとてもよかったです。素晴らしいプレゼンテーションはもちろんのこと、特にデザインに対して彼らが持つ情熱に心が揺さぶられました。
英語は勉強中の身ではありますが、2日目には前日よりも圧倒的にスピーチの内容を理解しやすくなっていることに気づきました。聴きたいと思い、全身で味わったことで得たものは多かったように思います。
次回、お楽しみのキーノートの内容をお伝えします!