NewsPicksで基盤開発に関するチームを率いつつ、UB Researchという企業研究所の立ち上げをしている高山です。
今日は2つの告知があります。
人工知能学会全国大会にスポンサー参加します
ユーザベースは、2023年6月に行われる第37回人工知能学会全国大会にゴールドスポンサーとして関わらせていただくことになりました。
ユーザベースとしてはこれまでもAI技術のプロダクトへの活用に力を入れており、SPEEDAやNewsPicksなど多くのプロダクトで、AIシステムを開発するチームが活躍しています。 過去には2019年の第33回人工知能学会全国大会でも論文発表をするなど、これまでも様々な形でプロダクト開発の中で得られたAI技術開発の成果をアカデミアに還元してきました。
第37回大会ではスポンサーブースも出典し、ユーザベースの課題やデータについてお話しさせていただきますので是非お立ち寄りください。
UB ResearchではLLMに関する共同研究のパートナーも募集しています
ユーザベースの課題やデータにご興味のある企業・大学・研究機関向けに、簡単な解説ページを用意しておりますのでご参照ください。現在は主にスタートアップに関する分析研究を複数の共同研究先と取り組んでいます。
今後については、大規模言語モデルに関する研究開発にも取り組んでいきますので、共同研究にご興味のある企業・大学・研究機関はお問い合わせください。(人工知能学会でもお話しさせてください)
日本有数の経済情報プラットフォームを運営するユーザベースでは、ChatGPTに代表されるLLMサービスを利用しつつも、自社の課題を解決するために自社のインフラとなるLLM技術を開発していく責務があると考えています。
例えば、驚異的なゼロショット推論精度を持つChatGPTですが、独自の学習データを増やして改善していきたいと思っても方法は限られています。UB Researchでは、OSSなどのLLMをベースに自社のデータや課題に合わせてさらに学習させる研究開発や、周辺技術を組み合わせてLLMをコンポーネントとして機械学習のパイプラインに組み込む研究開発を想定しています。
未来の仕事は、AIの出力を人が取捨選択や改変し、その蓄積を元にしてさらにAIを改善するような協調関係になっていくと高山は考えています。
「人とテクノロジーの掛け合わせ」を創業以来掲げてきたユーザベースだからこそできる、社内メンバーとLLM活用の業務の形を見据えて取り組んでいきます。
ご興味のある方は上記の共同研究パートナー募集ページまで。
※ユーザベースは、「データ・コンテンツパートナーとの持続的な関係強化」と「自社によるデータ組成体制の継続強化」を目指しており、研究で利用可能となるデータは自社による組成データとなります。