ユーザベースで社内イベント「生成AIコンテスト」を開催!全社で広がる生成AI活用の挑戦。

こんにちは、ユーザベースの西和田です。
2024年12月12日、弊社で「生成AIコンテスト」を開催いたしました。本記事では、開催に至った背景と当日の様子をご紹介します。社内での生成AI活用の推進をお考えの方々にも、参考になれば幸いです。

※本イベントレポートの作成においても、生成AIを活用しています。見出しの構成案や文章のベースを生成AIで作成し、具体的な事例を加え仕上げています。

開催背景

ユーザベースは「エンジニアリングを起点に、誰もがビジネスを楽しめる世界の実現」を目指すテクノロジー・カンパニーです。 この想いのもと、2022年4月から「Play Engineering」プロジェクトをスタートし、以下の取り組みを全メンバー対象に実施しています。

・業務への実践的なエンジニアリングスキル活用に応じた「プラスエンジニアリング手当」の支給
・エンジニア以外の職種向けのプログラミング研修
・子どもの好奇心を家族で育むプログラミング教室の開催

そして今回、これらの取り組みの新たな展開として、生成AIの活用を促進するプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、ユーザベースのメンバーが「楽しみながら生成AIを業務に活用できる環境づくり」を目指しています。

社内でオンラインの「生成AI講座」をスタート。基礎〜実践までを学ぶ

生成AIの社内浸透を目指し、まずは10月から「生成AI講座」をスタートしました。
社内メンバーが講師を務めるこの講座は、「LLM入門講座-入門編」、「LLM入門講座-実践編」、と週1回1時間程度をオンラインで開催し、動画アーカイブは全社展開をして基礎的なリテラシーの向上に取り組みました。講座はとても好評で、専用のSlackチャンネルを設置し、メンバーからの疑問や質問にタイムリーに対応できる体制を整えました。

さらに、希望者には講師との1on1生成AI相談会も実施し、メンバーが気軽に学び、疑問点を解消できる環境づくりに取り組んでいます。

生成AIコンテストの開催について

講座の集大成でもある「生成AIコンテスト」は、生成AI技術の実践的活用を促進し、参加メンバーの創造性と問題解決能力を引き出すことを目的として開催しました。 具体的には、社内での革新的なAI活用の促進、部門を超えた知識共有によるAIリテラシーの向上、実践的なスキル養成による業務効率化や価値創造の実現、そして優れた取り組みの表彰を通じた全社的なモチベーション向上を目指すコンテストです。

コンテストは2段階方式で実施し、まず参加者による自薦形式でエントリーを募る1次審査を行いました。そこから選抜された約20組(個人・チーム含む)が決勝に進み、プレゼンテーションを行う形式としました。

創意工夫にあふれ白熱した、コンテスト当日のプレゼンテーション

当日はオフラインとオンラインのハイブリット形式で行い、100名以上のオーディエンスが参加し、決勝のプレゼンテーションも革新的なアイデアが多く、盛り上がりました。今回のように、事例共有をしてコンテストにチャレンジをするということ自体が本当に素晴らしいことなので、コンテストに限らずに社内のメンバー同士で是非ノウハウ共有をしていただきたいと思っております。

表彰の紹介

今回の生成AIコンテストでは、「大賞」、「特定業務にインパクト賞」、「非エンジニアが頑張った賞(チャンレンジ賞)」、「全社インパクト賞」、「AIを使いこなしてる賞」と5つの表彰が発表されました!表彰されたプレゼンテーションについては、後日全社ミーティングでも詳しく事例紹介していただく予定です。


↑「特定業務にインパクト賞」受賞の様子


↑「非エンジニアが頑張った賞(チャンレンジ賞)」受賞の様子

「大賞」受賞者のコメント

今回、大賞を受賞したのは、266時間かかった業務を、生成AIを使用し30分に削減可能にしたというメンバーのエントリーでした。

<受賞コメント> (Speeda Company・営業DX PM Team)

「この度、社内AIコンテストで大賞をいただき、心より感謝申し上げます!266時間も費やしていた困難な業務を、生成AIの力で低コストかつ劇的に削減できた点をご評価いただけたのではないかと思います。ただ、皆さんの発表も本当に素晴らしく、受賞は非常に驚きました。今回は業務効率化の事例でしたが、製品開発チームとして培ったAIの知見を全社に還元し、製品開発や業務効率化の両面でさらなる成果を生み出していきたいと思います。 」

大幅な業務時間の削減、本当に素晴らしいですね。

今後の展望。さらなる生成AI活用促進に向けて

今回の生成AIコンテストは、社内での生成AI活用の可能性を広げる大きな一歩となり、部署や役職を超えた知見の共有が実現できました。今後は、このコンテストで生まれたアイデアを社内で共有・活用できるナレッジベースの構築を進めていきます。
また、定期的な生成AI活用事例の共有会や、海外メンバーにも対応した講座も引き続き計画していき、テクノロジー・カンパニーとして、全社員が生成AIを活用しより創造的な業務にフォーカスできる環境づくりを目指します。

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