入社して約2ヶ月くらいしか経ってませんが、この技術ブログに初投稿です。皆さんご存知(?)あやぴーさんです。 何を間違ったのか、社内では筋トレの人として名前が売れてしまいましたが、本業はClojureエンジニアです。所属しているのはSPEEDAの開発チームです。
さて、本業はClojureエンジニアです、と書きながら今日はタイトルにある通り、お試し就職制度を導入したよって話と、そこに至るまでのお話です。最近は有名なIT企業があちらこちらで行っているので、あまり珍しくはなくなったと思うのですが、弊社ユーザベースでもお試し就職制度を試験的に導入することになりました。いわばお試しのお試しですね。
お試し就職制度超概要
まずは端的にお試し就職の概要を簡単に書いておきます。
対象者
- SPEEDAの開発エンジニアとして選考を受けている方
- かつ、二次面接まで通過している方、で希望される方のみ
- 残念ながらSREチームでは行なっておりません
もう少し条件を緩くしたい気持ちもありましたが、システムで扱っている情報が情報だけに選考をある程度進めた方のみを対象とさせてもらいました。
期間
- 2,3日程度(これ以上の期間は応相談)
報酬
- 要相談
- 基本的に報酬は出ると考えてもらって大丈夫です
勤務形態
- 8時間労働(短縮は応相談)
- 実際の勤務時間は受け入れチームに依存します
勤務地
- 〒106-0032 東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI 13F
経験できること
- SPEEDAの開発
- アジャイル開発の現場
- ペアプロ
- 開発メンバーとのランチ(and/or ディナー?)
- and more?
導入に至るまで
さて、本来であればこういった記事を書くのは、エンジニア職ではなくどちらかというと非エンジニア職(例えば広報や人事みたいな)なイメージがあると思います。ですが、これを書いているのがエンジニア職の僕である、というところにユーザベースの面白さというのがあると思うので、この記事の残りではこの制度を導入するに至るまでの経緯を書いていこうと思います。
きっかけ
話は少し遡るんですが、僕がユーザベースに入社するときに、最もネックに感じていたのは仕事の取り組み方のところでした。具体的には、僕が所属しているSPEEDAの開発チームでは、常にペアプロで開発を行なっています。僕にとってはこれが入社して、本当にうまくやっていけるのかと最も不安に感じたところだった、といっても過言ではありません。他にも本当にClojureのプロダクトがあるのか、都市伝説ではないのか、という不安などもありました(ちなみにClojureプロダクトはちゃんとありました!!)。といった感じで、一般的に同じエンジニア職だとしても、転職というのはそれなりにハードルや不安を感じるものだと思います(新しい会社に馴染めるのか、実はこわい会社じゃないのか、嘘ついてるんじゃないか、などなど)。
実際に入社して、数日ほど仕事をしていると徐々にこの開発チームの良さというか、素晴しさみたいなものを知ることができました。その中でもったいないなと思ったのは、この環境をあまり開発チームの面々が表立って 発信していない ということでした。また、こんなに素晴しいチームだともっと早く知ることができていたら、もう少し早く入社したいって思ったかもしれないのに、という気持ちもありました。
あ、ちなみに弊社CTO林のインタビュー記事で若干今のチームにも通じる話が書かれているので興味がある方は是非読んでみてください。
実際に起こったこと
こういった想いがあり、自由を文化とする弊社であればお試し就職制度を作ることはできるだろうと考えました。そして、採用周りを担当してくれているカルチャーチームのメンバー(Kさん)とCTO林に、「どうですか、やってみませんか」と打診をしたのが導入開始に向けた動きのはじまりでした。このとき僕はまだ入社して3週間も経っていないくらいのときでした。
KさんもCTOの林も「いいですね、是非やりましょう」といった良い反応を示してくれたので幸先良いなと感じました。早速、Kさんに実現させたい場合どうしたら良いかと相談すると、簡単に総務と労務にコンタクトを取ってくれて、労務の方と話してみてくださいと道を作ってくれました。それから労務の方を捕まえて話をして、いくつかのアドバイスを貰うことができました。ここまでである程度の実現方法と課題は見えてきていて、とりあえずやるだけならやれそうというところまで形になりました。念の為、法務にも見てもらった方が良いだろうということで、法務の方に話をしてみると法務的な懸念点がいくつかゴロゴロでてきたので、ミーティングをして課題がクリアできることを確認してもらってokが出た、というのが先週、入社から1ヶ月半時点での話です。
伝えたかったこと
上の話を読んで「ふーん、それで?」という感想を持つ人はきっと多いだろうなと思います。ただ、僕はこの一連の話が実にユーザベースの文化を表わしていると感じています。具体的には以下のようなところです。
- 入社して間もない人間の突飛な発言でも認めてくれる
- 発言した人間が自分で動いていける(むしろ動かないといけない)
- 様々な立場の人が行動をしている人間に手を貸してくれる
- 現場レベルで相談して新しい制度/仕組みを作っていける
普段の仕事でも良いなあと感じることは多いですが、こういった経験は今までになかったのでとても新鮮でした。
最後に
今回は、お試し就職制度を導入したよって話と、そこに至るまでのお話を書きました。ということで、ユーザベースでは僕と一緒にClojureを書きたいエンジニアを募集しています。話だけでも聞いてみたいっていう方は僕に直接コンタクト取ってもらってもいいですし、下の募集から直接応募してくれても大丈夫です。